がんが疑われる時、ほとんど行われる腫瘍マーカー。今回私の場合も、子宮内膜症や卵巣腫瘍が疑われた時、参考に腫瘍マーカー検査をしました。
血液検査で、ある物質の数値を調べると子宮や卵巣の状態が分かるものです。
がんのことが扱われる時、よく聞く腫瘍マーカーとは、いったいどんなものなのか、調べてみました。
腫瘍マーカーとは?
がんとは、体の細胞が異常分裂を起こして、異常分裂した細胞が増える病気です。(私は、医者や看護師、研究者ではないので、詳しくは分かりませんが、自分のために調べたことを、記載しています。)
がんが発生すると、血液中に「あるもの」の数が異常に増えるといいます。その「あるもの」とは、どこにがんがあるかによって違います。
血液検査で、その血液中の「あるもの」の異常値を調べるものです。腫瘍マーカーの種類は50種類以上あるらしく、今の医学はスゴい!とビックリ😮。
このがんならこの数値が大きくなるなど、お医者さんは分かっているから、調べているがんに当てはまる血液中の「あるもの」を、検査するというわけです。
私が検査した腫瘍マーカーは、主にCA-125。そしてCA19-9。このCA-125の数値が高いと卵巣がんの可能性が高くなるのだそうです。でも、このCA-125の数値、子宮内膜症や子宮筋腫にも反応するらしいのです。なので、エコーなど、他のものと併用して、診断すると言います。
この数値が高いからと言って、絶対に悪性がんがあるとは言えず、良性の腫瘍でも数値が高くなることもあるのだそう。うん…医学が進歩したとは言え、難しい…
だから、腫瘍マーカーだけで診断するのではなく、エコーやMRI、レントゲンやCTなどと合わせて診断がくだります。
だから、もし数値が高くてもまだショックを受けないで欲しいのです。他の検査もきちんと受けましょう。
まとめとしては、CA-125の数値は、子宮内膜症でも子宮筋腫でも高くなるし、卵巣がん、膵がんでも高くなる。また胃などのがんでも高くなります。良性の卵巣腫瘍でも子宮筋腫でも高い数値が出るとのこと。
そんなに多いがんに数値が出るなら、どのがんか分からないじゃん!!と思うかもしれないけれど(私は、思いました)、突然腫瘍マーカーを受けるのではなく、何か異常がある箇所を受診し、それに対して腫瘍があるかどうかを腫瘍マーカーで調べるので、意味があるというわけです。
今回、私は子宮や卵巣で検査を受けて異常があったので、CA-125の数値を参考にしたということ。また「CA19-9」の値も一応調べられていたけど…先生は、触れなかったので参考にしたのかは不明です。
他の腫瘍マーカーについても少し調べてみました。
- 「CEA」は、消化器系のがん、肺がん、子宮頸がんなどで高くなります。
- 「EFP」は、肝臓がんで高くなります。
- 「CA19-9」は、膵臓がん、胆嚢がん、胆管がんで高くなります。
それぞれのがんに、色々な腫瘍マーカーがあるんですねー。
腫瘍マーカーの数値だけでは決まらない
上記でも記載していますが、腫瘍マーカーで高い値が出たからと言って、がんと決定されるわけではなく、低い値だからと言って、がんが全くないとは言えません。
数値だけを見て、過度に心配したり不安になったりするのも、精神的に良くありません。
数値はあくまでも目安、参考だから、絶対ではないということを念頭に置いておきましょう。他の検査と照らし合わせて、診断される←これ大事です。
腫瘍マーカーと他の検査を併用して、全身を調べてもがんが見つからないのに、腫瘍マーカーの数値が高くでることもあるそうです。そんな時は、数値にこだわらず、あまり不安になりすぎないようにしましょう。
先生の説明をしっかりと聞きましょう。先生から問題ないと言われたら、セカンド・オピニオンという手もありますが、時間も費用もかかるので、先生を信用することも大切だと思います。