傷テープを貼ってくださいと病院で言われました。また病院では言われていないけれど、傷口に何か対策をした方が良いのではないかと不安に思っている人も多いはずです。
病院で勧められたり、検索すると、傷口を綺麗に治すために、傷口に専用のテープを貼ることがすすめられていたりします。
ここで、ちょっと疑問。なんでテープを貼るのでしょうか?
傷口におすすめの傷テープ
まず、手術の傷は、1週間から10日ほどで抜糸します。その後、テープを貼ることがすすめられています。
中には、溶ける糸を使っている病院もあり、その時は抜糸無しで、テープを貼ることがすすめられています。
何もクリームなどを塗らずにテープを直接貼る。これに私はびっくり!😮
なぜ傷テープを貼ることがすすめられているのかを調べてみました。
約10年前の帝王切開時にはそんな方法は教えてくれなかった…
今は、医学が発達しているけど、傷を綺麗に治す方法として見直されているのが、自然治癒の力に頼ることのようです。
膿をもったり、感染しやすい傷の場合のみ塗り薬が出ます。私は、塗り薬を出していただきました。塗り薬を貰った時の様子はこちら。
傷テープを貼る理由
傷テープを貼る理由、それは手術の傷口は、何もしなければどんどん自由に傷が変化していくからです。
手術の傷口が治る過程として、まず術後3か月間が傷の活動期間。傷の中の細胞がくっつこうと細胞が活発になります。その時、だんだん傷口が赤くなります。
術後3か月が過ぎるころ、少しずつ細胞の活動が抑えられ、傷口の色も薄くなっていきます。
そして、完全に治癒するのは、個人差があるけど、1年くらい。でも、傷の痛みとか違和感は、ずっと付き合っている人もいるらしいのです。人それぞれ。
その過程を考え、傷の細胞が活発に働いている時に傷にテープを貼ると、広がりをおさえ、傷口が綺麗に治っていくそうです。
詳しく言うなら、細胞が活発に活動する3か月間の間に、引っ張られたり、日焼けしたり、乾燥したり、服にこすれたり、筋肉が動いたりすると、更に細胞が敏感になり過剰反応し、傷跡が太くなったり、色素沈着したり、反対に赤く盛り上がったりと傷口が過剰に反応するということです。
筋肉が動き、皮膚引っ張られて傷跡が太くなることをテープが防ぎ、乾燥やこすれで、色素沈着や赤くなったりすることをテープが防いでくれるというわけですね。だから、テープは必要です。
人間の細胞は、すごいです。誰かに何かを言われなくても、傷付いたらどんどん治そうとするのですから。ただのケガだってそう。そうなんだけど、ただのケガじゃ、あまり感動しません。大きな手術だから、考えます。良い機会です。
体質によっては、ケロイドになったり…どうしようもない時があるけど、きちんとケアして、なるべく傷を綺麗に治しましょ🎶
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